鍼灸師 高橋 裕子
資格 |
|
---|---|
趣味 |
|
私について
私は高麗手指鍼という韓国の鍼に鍼灸学生の時に出会いました。
鍼灸師という資格は専門の学校に3年間行ったのちに国家試験を受けて得る国家資格ですが、この国家資格を取ったからといって同じ治療が出来るとは限りません。鍼灸の流派は何千もあり、その流派によって方法や得意な疾患などが異なります。一般の方の鍼灸に対するイメージは肩こりや腰痛を治すものというものが強いように思いますが、この高麗手指鍼は全く異なります。内臓疾患にとてもよく効く鍼なんです。
現在でも週に二回修行中のこまつ鍼灸院では、この高麗手指鍼で主に腎臓病の治療を行っています。日本全国、沖縄から北海道までの腎臓病や難病の患者さんで予約がいっぱいです。そんな状況の鍼灸院に鍼灸学生時代から勤務していて、自然と内臓疾患を改善したいと思うようになり自分のサロンを開院しました。
ある日、アトピー性皮膚炎の患者さんが来院されました。
問診票の記入をお願いした時に、その患者さんが私の名前を呼んだのです。
その顔をよくみると見覚えがありました。中学校のとても仲の良い同級生だったのです。私はとてもショックでした。中学校では学年で1.2番を争うほどの人気者で肌のとても綺麗な友達が、院のドアを開けてパッと見た瞬間にわからないほど変わり果てていたのです。
話を聞くと、中学生の頃からアトピー性皮膚炎で、ステロイドを塗り症状を抑えていたとのことでした。そしてステロイドをやめると決めて、リバウンドをし、最悪の状態で来院されました。
しばらくは仕事をお休みして治療に専念するとのことでしたので、ほとんど毎日通ってもらいました。
そこから毎日彼女を見て感じたことは、アトピー性皮膚炎はただ痒いだけではない、難病だということです。口もきけないほどの体調から、現在はバリバリ働けるところまで回復しました。
それからは少しでもアトピー性皮膚炎の方の力になりたいと日々思っています。